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クラフトビール初心者必見!美味しい店とハズレ店を見極めるための5つのポイント

クラフトビールのお店にいろいろと行くと、たまに「この店、なんだかビールがイマイチかも……」というお店に出会ったりします。

先日、私が訪れたクラフトビールのお店(醸造所併設)は、まさにそれでした。
そのお店は、北の大地の地方にあるお店で、ウッディーな店内で、ビールも醸造をしていて、雰囲気的には良さそうな感じでした。さっそくお店オリジナルビール1杯試してみると、あまり美味しくない。ほかで醸造されたゲストビールもあるのですが、そのゲストビールも美味しさが物足りない感じ。あとで口コミ等を見ると、接客対応があまりよくないらしく、ビール作りや保存、グラスの手入れとか、そんなのに影響していたのかもしれません。

クラフトビール人気が高まる中、こだわりのお店が増えた一方で、残念なお店も存在します。


せっかくなら、美味しい一杯を、最高の状態で楽しみたいですよね。

今回は、美味しいクラフトビール屋さんまずいクラフトビール屋さんを見極めるための5つのポイントをご紹介します!(あくまで自分の体験による私見です。)

美味しいクラフトビール屋さんの特徴

1. ビールの管理が徹底している

クラフトビールはとてもデリケート。
温度管理や、サーバーの洗浄、開栓後のスピード提供など、細かい配慮が美味しさを左右します。
お店によっては「〇日以内で樽を使い切る」とルールを設けているところも。
こんなお店なら、安心して飲めます!

2. スタッフの知識と提案力がある

ビールについて質問すると、スタイルや特徴をきちんと説明してくれる。
そんなスタッフがいるお店は、まず間違いありません。
「苦いのが得意ですか?それならこのIPAを。逆にスッキリ飲みたいならケルシュもおすすめですよ」なんて提案があれば、ワクワクしますよね。

3. ラインナップがバランス良い

IPAばかり並んでいたり、妙に流行りに偏っているだけだと、少し不安なサイン。
ペールエール、セゾン、ラガー、サワーエール……いろんなスタイルがバランスよく揃っていると、そのお店のビール愛が伝わってきます。

4. グラスが清潔で適切なものを使っている

きれいなグラス、きめ細かい泡立ち。
これだけで、最初の一口の幸福度がぐっと上がります。
スタイルに応じたグラスを使い分けているお店なら、さらに本気度高め!

5. フードにもビールへのこだわりが感じられる

ビールに合うおつまみがきちんと用意されているかも、意外と重要ポイント。
ビールの味を引き立てるメニューがあれば、間違いなく「わかってる」お店です。

まずいクラフトビール屋さんのサイン

一方、こんなサインが見えたら、ちょっと注意!

・ビールの味に劣化を感じる

変な酸っぱさ、苦味、濡れた段ボールのような匂い。
これらは、酸化や管理不良のサインです。

・グラスや泡に違和感がある

泡が粗い、グラスが脂っぽい。
飲む前から「あれ?」と思ったら、ビールの状態にも要注意。

・スタッフの説明が適当すぎる

「これ、人気です!」しか言えないスタッフは、ビールの中身を理解していない可能性大。
本当におすすめか、ちょっと疑ってかかった方がよさそうです。

・提供スピードが異常に遅い or 早すぎる

ビールの管理ミス、もしくは注ぎ方を雑にしているサインかもしれません。
スムーズだけど丁寧、が理想です。

・価格に対する満足感がない

高いだけで味が平凡だったり、サービスが雑だったりすると、ちょっとがっかり。
価格に見合った体験が提供されているか、チェックしてみましょう。

醸造所併設店ならではの、見極めTIPS

最近では、店内に小さな醸造設備を構えた「ブルーパブ(Brewpub)」スタイルのお店も増えてきました。作りたてのビールをその場で飲める、ビール好きにとってはたまらない環境です。

ですが、ここにも「美味しい店」と「ちょっと残念な店」の違いがあります。

醸造所併設店ならではのチェックポイントは、こちら!

1. ビールの鮮度と味のバランスをチェック

できたて=無条件で美味しい、とは限りません。
特にIPAなどは、鮮度が命ですが、「若すぎる青っぽさ」や「発酵の荒さ」が残っていることも。
・雑味がないか
・バランスよく仕上がっているか
を、しっかり味わってみましょう。

2. 醸造設備の清潔感をさりげなく観察

店内にタンクや設備が見える場合は、要チェック。
ピカピカに磨かれているか?雑然としていないか?
清潔な設備は、ビールへの真剣な姿勢を映し出します。

3. 定番ビールがしっかりしているか

季節限定ビールや奇抜なフレーバーに目が行きがちですが、まずは「ピルスナー」や「ペールエール」などベーシックなスタイルを飲んでみてください。シンプルなビールほど、醸造技術の実力がわかります。

4. 醸造家やスタッフとの距離感

醸造家自身がサーブしてくれる店もあり、そんなお店はビール愛が直に伝わってくることも。
逆に、質問してもはぐらかされるようなら、こだわりに不安を感じるかも。

5. ビールのバリエーション

自家醸造とはいえ、IPAだけを量産していたり、極端に偏ったラインナップはちょっと注意。
スタイルごとに個性を楽しめるお店は、経験値とビールへの深い理解がある証拠です。

見極めるためのワンポイントアドバイス

初めて行くお店では、まずは小さいサイズ(ハーフパイントなど)で試すのがおすすめ。
IPAやスタウトなど、味わいの劣化がわかりやすいビールを選ぶと、そのお店の実力が見えてきます。

また、スタッフに「今日のおすすめは?」と聞いてみるのも手。
その時の受け答えで、ビールへの愛情や知識量を感じ取れるはずです。

まとめ

美味しいクラフトビール屋さんは、ビールを「大切なもの」として扱っています。
そして、それは細かいところに必ず表れます。

ちょっとした観察力を持ってお店を訪ねれば、
きっと、好みの素敵なクラフトビール屋さんと出会えるはずです。

次の一杯が、最高の一杯になりますように!