はじめに
「クラフトビールって気になるけど、種類が多すぎてよくわからない…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
クラフトビールの世界は奥深く、個性的な味わいの宝庫。でも、初めてのビアバーでは、何をどう頼めばいいか迷ってしまうのも当然です。
このガイドでは、クラフトビール初心者がビアバーで気後れせず注文できるようになるためのコツやノウハウを紹介します。これを読めば、あなたも今日から“クラフトビール通”の仲間入り!
注文時に気をつけたい3つのポイント
- 種類の多さに圧倒されないこと
クラフトビールのお店では、10種類以上のタップビールが並んでいることも珍しくありません。「ハーフサイズ」や「テイスティングセット」で少しずつ試すのもオススメです。少量で飲んでみて、気にいったら、サイズを大きくして再度注文してみましょう。
- ビールの“スタイル”を知っておく
クラフトビールには「IPA(インディア・ペール・エール)」「スタウト」「ヴァイツェン」など多彩なスタイルがあります。それぞれ味の傾向が違うので、気になる名前を事前に調べておくと、注文しやすくなります。
- アルコール度数が高いビールもある
クラフトビールは、通常の市販ビールよりもアルコール度数(ABV)が高いものが多く、7~9%、時には10%を超えるビールもあります。飲みやすくても酔いやすいので、強さを確認してから注文しましょう。
主なクラフトビールのスタイル紹介(初心者向け)
クラフトビールにはさまざまな「スタイル(種類)」があります。代表的なものをいくつか紹介しますので、注文時の参考にしてみてください。
- IPA(インディア・ペール・エール)
ホップの香りと苦味が特徴。柑橘系やトロピカルフルーツのような香りがあるものも多く、ファンの多いスタイルです。
- ペールエール
IPAよりも穏やかな苦味で、バランスの良い味わい。クラフトビールの入門におすすめ。
- ヴァイツェン(Weizen)
小麦を使ったビール。バナナやクローブのような香りが特徴で、柔らかくまろやかな味わい。
- スタウト / ポーター
焙煎した麦芽によるコーヒーやチョコレートのような風味。黒くて濃厚な味わいが楽しめます。
- サワーエール
酸味のあるビール。果物のような爽やかさで、暑い季節にぴったり。
- セゾン(Saison)
ベルギー発祥のスタイルで、スパイシーかつフルーティな風味があり、ドライな飲み口。
注文前にやっておきたいこと
- メニュー表や黒板をしっかり読む
メニュー表、黒板やカウンターにビールの名前と特徴が書かれています。スタイル名・アルコール度数・風味の説明を見て、気になるものに目星をつけましょう。
お店によっては、ビール毎にオリジナルキャラクターやラベルを付けていることもあるので、ジャケ買い的にビールを選んでもいいですよ。
- 店員さんに相談する
クラフトビールの醍醐味は、店員さんとの会話にあります。「苦いのは苦手です」「フルーティなのが好き」など、自分の好みをお店のスタッフにざっくり伝えると、ぴったりの一杯を提案してくれます。
- テイスティングができるか聞いてみる
気になるビールが複数ある場合、小さな量で試飲できるお店もあります。勇気を出して「ちょっと味見できますか?」と聞いてみましょう。
よくあるクラフトビール用語の豆知識
- IPA:ホップの苦みと香りが特徴。柑橘っぽさや爽快感があるものも。
- スタウト:コーヒーやチョコのような濃厚な香ばしさが特徴。
- ABV(アルコール度数):数値が高いほどアルコール強め。
- IBU(苦味の単位):苦味の目安。数字が大きいと苦く感じやすい。
注文で迷ったら、こう言うとOK!
「クラフトビール初心者なんですが、おすすめはありますか?」
「苦いビールが苦手なので、飲みやすいものを教えてください」
おわりに
クラフトビールは“試してなんぼ”。
最初から知識がある必要はありません。むしろ、少しずつ自分の好みを発見していく過程がいちばん楽しい時間です。
ぜひ、今回紹介したコツを活かして、ビアバーでクラフトビールデビューしてみてください!